ハッカーズチャンプルー2023、無事終わりました

--

(※Mediumの広告がデカデカと出ますが、登録不要かつ無料で読めますのでXをクリックして広告は閉じてあげてください。いい加減うざいので早く引越ししないとな〜)

4年ぶりのリブート、ハッカーズチャンプルー2023無事に終わりました。これも開催に協力してくださったコアメンバーの皆様、参加・登壇してくださった皆様のおかげです。ありがとうございました!

「夏祭りです」といいつつまあまあ秋の10月開催となりましたが、北風が強くなってくる11月中旬くらいまではたぶん夏判定なので、いいですよね。

Hackers Champloo is BACK!

今回は久しぶりの開催ということもあり、リブートしてちゃんとイベントを回すことだけに注力しましたので、会場も割とこじんまり(それでも100人以上)、前夜祭スポンサー以外の募集はなし、内地からのゲストもなし、プロポーザルだけは公募という、今までとはちょっと違ったスタイルになりました。皆様、楽しんでいただけましたでしょうか!?(まだまだ感想ブログ募集中です!)

Twitter改めXのハッシュタグまとめはこちらです。最後のほうにハッシュタグにお知らせいただいた感想ブログへのリンクがまとまっていますのでぜひご覧ください。

リブートのきっかけについて

ここ数年はコロナ禍で鬱々としていたわけですが、2023年に入ってからは「オフラインでのイベント開催が可能か?可能だとすればどうすればいいか?」という疑問を念頭に界隈の情勢を聞くべく、何度か観測気球的な投稿で意見を聞いてみたり、勇気ある(?)オフラインイベントがあると聞けば行ってみたりと、自分の中では少しずつ機会を伺っているようなところがありました。

がしかし、なにかが足りない…相変わらず本業の仕事も忙しく、ただ時間だけが過ぎていました。

そんなある日突然、前回のイベントで副委員長を務めてくれたkabiさんが実行委員会のSlackで「復活させたい」と言ってきてくれたのです。

見ての通りSlackを見た瞬間、秒で返事しましたよ!!

やりたいことをアピールしている若者を支えるのは、歳を食ってるひとの一番重要な仕事なのです。

いつどんなイベントをやりたいか、そのイベントでどんなことをするか、どうやって参加者(含む自分たち)を楽しませるか、それは自由なのです。それがハッカーズチャンプルーのようなコミュニティイベントで、(僕たちは「コアメンバー」と言っていますが)裏方をやる1番の醍醐味かもしれません。

???と思うかたも多いと思いますので、今回の振り返りではこの辺りの話を少ししようかなと思います。

「ハッカーズチャンプルー」というイベントの建て付けについて

いままでこのハッカーズチャンプルーの「建て付け」(仕組み・枠組み)について、あまり語ってこなかったような気がするのですが、最近思うことがありまして少しこれについて解説してみようかな、と思います。

昨今では、嬉しいことに沖縄でも大規模から小規模まで、様々なエンジニア向けのイベント・勉強会・カンファレンスが色々あります。

例えば来年のRubyKaigi、なんと那覇ですよ!Save the date! 予定地はこちら

で、これらの様々なイベントには、それぞれの建て付けがあり、「何のために」「どうやって」「なにを得るために」そのイベントを開催するかは、主催者次第です。

それらのイベントの参加者の皆さんは、あんまりそんなことを考えたこともないかと思いますが、ちょっと考えてみると面白いかもしれません。

よそ様の内情は分かりませんので我々のことを説明しますと、以下が今までの中で形作られてきたハッカーズチャンプルーの主成分だと思っています。

  • 「沖縄」のITエンジニアのためのお祭り
  • どこの企業にも依存/肩入れしない、コミュニティ駆動(はじまりはいろんな勉強会の寄り合い所帯でした)
  • シングルトラック(部屋が1箇所しかない)でのイベント
  • ロングトークとLTセッションのサンドイッチのプログラム

大前提はお祭りである、つまり楽しくあるべしということは最重要で、だからこそ誰でも楽しめるためにかなり初期の頃から行動規範を掲げています。

さらに独立独歩を守ることもとてもとても重要なことで、どこかの企業単独の意図でコントロールされることはありません。つまり営利目的ではなく、必ず参加者ひいてはコミュニティに利益を還元することが目的になります。

「概要はわかった、では具体的にどこに向かってイベント作っていくの?」と疑問に思うかもしれないのですが、「それはコアメンバーのあなた次第」なのです。例えば今回素敵なコースターを作ってくれたIsseiさん(毎日愛用しています、本当にありがとうございます!!)のブログを見てもらうとわかる通り、やる気だけが源泉なのです。

普通の仕事、企業内でのプロジェクトとは異なり、基本、誰もなにも「これをやれ」とは言わないのです(あ、もちろん「誰かこれ、手伝ってちょ!」と声がけはしますよw)。誰かがやろうと思ったアイデアは実現するし、やろうと思わなかったことは実現されないのです。やる気駆動、最高ですよね(どう?そうでもない?)。

で、エリック・レイモンドのいうところの「優しい独裁者」として、最終的に残ったやりたいこと「以外」のやるべきこと(お金とか調整とか諸々面倒なやつ)を、西島が実行委員長の仕事として引き受けています。

もちろん他のコアメンバーのみなさんに助けてもらいつつ、やりたいことに対してお金が足りなければスポンサー様を募るし、もしかして企画を修正すれば行けそうならそうするし、とにかくやりたいことが実現出来るように動いていきます。

どうですか、自由にお祭り作れるコアメンバーって楽しそうでしょう?(Y/n)

「貢献したい」気持ちを繋げることの意味

このためだけに沖縄に帰ってきていただいたクロージング芸人の米須さんがしっかりコアメンバーの貢献をアピールしてくださった効果か、今回のイベント本編でも、懇親会でも「楽しかったです!」「ありがとうございました!」という感謝の言葉や、「来年コアメンバーお手伝いやってみたいです!」「LTだったので次はロングトークやってみたいです!」などなど、本当に前向きなお声がけを多数受け取りました!

すべての方に再度「こちらこそ、ありがとうございます!」と叫びたいです。

これなんですね。手弁当でわざわざこんなイベントをやる根本は、すべてはこれ。

祭りなんだからみんなが「楽しいこと、やりたいこと、やってみたいことをやる」んです。自分の情熱をみんなに見てもらいたい、ということでもいいし、コミュニティに貢献して見えないところで汗をながすのでもいい。何かを共有したり、何かに貢献したりする気持ちって、必ず見ている人は見てるし、とても価値があるものだと信じています。

そして、そういう気持ちを拾い続けて未来に繋げていくことが、優しい独裁者の最後の仕事なのだろうな、といまは思っています。実働は若いみなさんに任せた!

さあやってみましょう😎

さて、なにかやる気になってきましたか?

それでは、まずはブログを書いて #hcmpl23 で共有するのです。まずはそこからです!

少しやる気になったかたは、また来年そのパワーを発揮できる場所を用意しようと思っていますので、それまでネタを収集したり、あちこちの勉強会で登壇の練習をしたり、準備の程よろしくお願いします!!

おまけ

そうそう、実行委員長の仕事として「当日ドタキャンに備える」というものがありまして(勝手に備えているだけですがw)、そのためにトークを1本用意しています。これは毎回日の目を見ることはほとんどないですが(たまに別なところで喋ったりするけど)、今回は10周年だし、なんとなくここで公開して供養しておきますね。

なんか最後の詰めがいまひとつって状態ですが、まぁ供養なのでそのままアップしますw

また来年、お会いできることを楽しみにしております!

--

--

西島 幸一郎

ThinkPad+UbuntuでガリガリとSolution Architectなお仕事してます。F1かWRCのある週末はそれを肴に飲んだり、ダイビングとウクレレでまったりしたり。ハッカーズチャンプルー・JAWS-UG沖縄の中の人